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子育てママなら聞いたことがある!?「3歳児神話」とは?

タカイタカイバー

子供の成長に影響を与える年齢

子育ての経験者であれば必ず耳にした事があるのが、三歳児神話ではないでしょうか。
各家庭によって考え方は異なりますが、同世代と両親の世代とで意見の食い違いが一番多く見受けられます。

そのため多くの母親たちは、産後どのように子育てをしていくのか出産前から悩まされる人も多いです。
そこで3歳児神話とはどのようなものなのでしょうか。
元はイギリスの学者が戦争の孤児に対して行った調査で、親元から離れて育った子供や孤児の場合、精神障害など将来の成長に問題が生じているという結果が出たことがきっかけです。

これによって子供が3歳になるまでは母親の元で育たなければ子供の成長に対して悪影響が出ると言うのが三歳児神話です。
そのためまだ1歳にも満たない子供を保育園に預けるのはかわいそう、子供は母親の元で育てるのが一番と周りから言われる場合が多いです。

更に子育てをして子供が大きくなり何か問題を起こすと、この子がこうなったのは3歳まで母親の元で子育てをしなかったからだと身内から責められるというケースもあります。
そのため3歳児神話は、出産から3歳の育児までの問題では無く、一生言われ続ける可能性も有る程深刻な問題です。

子供への愛情の大切さ

人によって生活環境が異なる為、必ずしも働かずに子育てをすることが良いこととは限りません。
まず一番は子供に十分な愛情が注がれているかどうかという問題です。

子供の成長の中で3歳までが脳や心の発達に大きな影響を与えます。
家で子育てをしていてもネグレクトになっていた場合、母親の元にいても充分な愛情を注いであげる事はできません。

働いていたとしても一日最低でも30分子供と一緒にいる時間を作ってあげる方が十分な愛情を感じられるのではないでしょうか。
自宅にいて子供と常に一緒に行動する事も大事ですが、どちらかが子育ての負担が増えてしまいノイローゼになってしまう可能性があります。

育児ノイローゼは深刻な問題で、自殺や虐待などの問題を起こしてしまいます。
そうならない為にも、母親にとって一番ストレスが無く子育てができる環境を作り上げる事が一番の解決だといえます。

三歳児神話による弊害

三歳児神話は、同世代よりも両親の世代との間で考え方の格差がでます。
特に両親の世代では、3歳までは母親の元で育てられるのが当たり前の時代でした。

そのためちいさな子供の成長を間近に経験しています。
一番かわいい時期に子供を預ける事に対して理解が得られないことが多いです。

しかし今は時代も変わり、家計も子育ても夫と妻がそれぞれ協力して行うのが当たり前の時代になっています。
物価や生活環境の変化から共働きをしなければ生活ができないという現状もあります。
また幼児教育の発達や幼稚園や保育料の支払いなど子供に掛かる費用も高くなっています。そのため子供により充実した環境を与える為には、共働きが必須になりつつあります。

しかし周りから三歳児神話を元にした言葉のプレッシャーなどがあり、退職を迫られたりするケースもあります。
また復帰して嫁姑問題が起こる場合や家事や子育てを両立できない自分への葛藤などもあります。