甘酒ってお酒でしょ？というママに

甘酒というと酒という文字があるので、お酒の一種と思っている方も少なくありません。
米麹を利用している甘酒は、お酒など入っていないのでお子さんにも最高の飲み物です。
古くから栄養素が高い甘酒は、飲む点滴と呼ばれるほどで、滋養強壮にも効果があるとして、多くの方が利用されてきました。
冬場は体も冷えて免疫力も低下しがちになりますし、風邪なども流行する季節となりますので、市販薬などがなかった時代などは、甘酒が健康によく体を温めてくれる飲み物として定着していたのだと思います。

この甘酒、実は米麹を利用して自宅で簡単に作る事が出来るのです。
実際に自宅で作った自家製甘酒はどのようなお味になるでしょうか。

自家製甘酒は最高の栄養源となる

市販されている甘酒は、お砂糖が利用されているものも多く、加熱処理を行う必要もあるので、結果、麹菌が死んでしまうため、甘酒が良いとされる効果についても栄養価についても、半減してしまうといわれています。
自家製甘酒なら、お砂糖を入れる事もなく本当の甘酒を作る事が出来るので、お子さんと一緒に楽しんで作ってみてはいかがでしょうか。
米麹を100g、もち米か白米を1/2合、水を適量、炊飯器、調理温度計、保存するための清潔な瓶、これだけでOKです。

炊飯器にもち米(お米)を入れておかゆを炊きます。
おかゆができる炊飯器が多いので簡単にできると思います。
お米がたけたら水を100ml程度たし温度を60℃程度にしておきます。
温度計が用意できない場合、キレイに洗って清潔な指を入れてみて、5秒ほど我慢できるかな？という温度がだいたい60℃です。

ここにほぐした米麹を加えて保温にしたまま蓋をあけておきます。
布巾やペーパーなどをかけてほこりなどが入らないようにしておいて、この状態で8時間から10時間程度キープし、温度チェックを行いながらかき混ぜていきます。
水を加える事で温度を下げる事が出来ますし、炊飯器の蓋を10分くらい締めておくことで温度を上げる事が出来るので、ちょっと面倒くさいですがしっかり見守って温度調節を行って下さい。

時間になったらそのまま冷まして最後にジューサなどで滑らかにします。
こうすることによってお米の粒粒などが無くなりお子さんも飲みやすくなります。
米麹から作っている天然の自家製甘酒なので、香りもよく自然の甘みが引き立っています。
麹によってこんなにも素敵な栄養価の高い飲み物ができるなんて、先人の知恵というのは本当に素晴らしいものです。

お子さんと休日などに時間をかけて行うと、理科の実験のようだ！！と喜ぶ子も多く、手作りして作った自家製甘酒は我が家自慢の飲み物となるはずです。
是非、ご家庭で作ってみてください。